HARUKA -衝動の果てに-

*平山side*




―――放課後。



僕と橘内さんは今、電車に揺られている。



「・・・」

「・・・」


・・・会話がない。

僕ってこんなに話し下手だったっけ・・・。



と思ってたら、橘内さんが赤い髪を揺らしてこちらを見た。



「平山はさ、霧羽のことどう思ってるの?」



・・・え?


「雨宮さん?」

「うん」

「どうって・・・」


何と答えればいいのか。

というかその前にこの質問はライク?ラブ?



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