ねぇ どこが好き?

「じつは……」





落ち着きを取り戻した小嶋クンが





ゆっくりと話し始める







私の肩まで伸びた茶色の髪を





くるくると指に絡ませながら…







――ほら

今度は女の子みたいな仕草してる


…カワイイ






仕草に似合わないたくましい腕の中で


一人笑みをこぼした





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