溺愛男子
はじまりの出会い

濡れ猫

ある夏の日。


朝から降り続いてる雨は、日付が変わった真夜中の今もまだ止む気配はない。



雨に濡れてへばりつく前髪が鬱陶しい。

だけど、それを払うのすらしんどくて辛い。



はあ、身体が熱い。

だるい〜…


雨にあたって冷えるはずの体温は、さっきからどんどんと上がっているのを感じる。



繁華街の路地裏。

灯りを求めてたどり着いたのは自販機の横。



人間って心細いと光を求めるのかな…?

それとも温もり?


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