シンデレラ~あなたが羨ましくて~

story6

「シンデレラ!
今日の郵便物はないの?」


「ただいまお持ちします。」


「…全く鈍くさいわね~」


「お母さん…最近、シンデレラをこき使い過ぎじゃない?」


「…そうかしら?」


「そうよ…まるで宿の従業員みたいじゃない…」


「…当たり前でしょう?…私たちは血もつながらないあの子の生活をみてあげて
るのよ!?」


女の子は驚いて言葉も出ませんでした。


やっぱりあの人との結婚は止めるべきだったかもしれないわ…。


お母さんの幸せのためならって思ってたけど…
こんなの…
幸せっていえる…?


お金に溺れて手に入れた幸せなんて…
私は…。


「シンデレラに何か言われたの?」

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