王子×メガネ



「ただいま……」


「……座りなさい」


玄関にはお父さんがいて
私と充を見てリビングに通した



リビングには帰って来たお母さんもいて



机を挟み
お母さんとお父さんに向き合うように私達がソファーに座った




「宮川くんと言ったな」


「はい」


「その頭は染めたのか?」


「あ、いえ。母親がフランスとのハーフで……これは地毛です」



ハーフってことは充はフランスとのクォーター



不謹慎にも何から何まで格好いいとときめいてしまった







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