Reset -いじめ-




「ちょっやめてよっ」






矢崎の
悲鳴に似た声で我に返った






「嫌だっつーの。
てか、アンタ何タメ口使ってんの?」



恵那は
矢崎の胸倉をつかんだままそう言った。





「は?何で敬語なんか…っ」





そう言った瞬間
恵那の右手が矢崎の頬を直撃して、
鋭い乾いた音が響いた




「タメ口、やめな。」




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