君が好き☆

「亜美はここでまってて☆」

コクっと頷く。

がちゃ。

「翔くん…♪」

何か翔と喋ってる。

何か翔が前かがみ…っ!!!

き…すして…る?

ガタッ。

「…あ…ごめん」

涙出てきそうっ…。

走ってクラスに戻ろうとした時。

ガシッ。

「はっ?何がゴメンだよ!俺の事信じてくれないの?」

「…信じ…てるよ?…だけど…今は頭が混乱してて…また…後で…ね?」

がちゃん。

ドアを閉めた途端に目から涙が出てきた。

「…うっ…ううっ…」

あたしは周りを気にせず泣きがら教室まで歩いた。

「亜美?…って!何で泣いてんのっ?!」

「…っん…?」

匡…。

「どうしたの?ってかちょっとこっち!」

匡に手を引かれ着いた先は。
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