君が好き☆

前よりもっと?



俺は10分位そこに立ち尽くしていた。
その間にあいつは笑いながら出て行った。

…亜美を探しに行かなきゃ…。

俺はその前に男子トイレに行った。
手洗い場の蛇口を力いっぱい回した。

ジャー。

俺は何度もこすって洗った。

そして亜美を探しに行こうと振り返ると。
そこには亜美…と匡がいた。

「亜美っ…」

「翔…」

「…じゃあ俺は先に教室に帰ってよっ」

亜美に匡とカンナの話は聞いていた。
…匡はとってもいいやつだと思った。

俺は、ちゃんと全部亜美に話そうとアイツと俺に何があったか話した。

俺とアイツがキスした。
というと亜美は涙目にはなっていたものの、俺の話しを最後まで聞いてくれた。

「…ごめんな…俺が…」

「…っいいの!翔は悪くない…でも公園でき…す…された時にあたしに言ってしかったな」

「でもお前が悲しむっ…」

「内緒にされるともっと悲しいよ…」

「…」

亜美は肩を揺らし泣きながら俺の話を受け止めようとしていた。

「ああ…ごめん…」

「……して…」

「…ぇ?」

「じゃあキスしてっ!」

「えっ?!///」

「綾にキスされたまんまだよ??」

「でも…」

「さっき洗ってたでしょっ?…してよ///」

「…分かった///」

ちゅ。

キスをしてい中、亜美は舌を入れようと唇を突っついている。

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