君が好き☆

覚えてる?


「…かけっ…」

呼びかけようとした時。

「亜美は僕のお嫁さんだよね?」

あたしに言っているのか桜に言っているのか分からないが確かにそう言った。

あたしが最初に見たかけるくんの夢と同じ…。

……お嫁さん?!

「ええっ??」

あたしは思わず声をあげた。

「…亜美?…何でここに…」

「翔こそっ…なっ何でここに??」

「…俺は亜美と会うため…」

「…?」

あたしに会うため?

「もしかしてまだ思い出してないカンジ?」

「…うん?」

「ははっ…マジかよ…」

翔はその場にしゃがみこむ。

「亜美の好きな物って何?」

「…え」


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