甘くも苦い誘惑に溺れて
「…最低」
まだ腹の虫が治まらない。
ああやって集団で喧嘩売る人程醜いものはないよね。
スカートをぱんぱんと叩いて教室へと向かった。
こんな事ぐらいで負けない、来るならいつでも来なさいよ。とことんやってやろうじゃない。
私は絶対に負けないから。
彰ちゃんと前の様に仲良くなって、見返してやるんだから。
教室へと繋がる階段を上がろうとした時、上から彰ちゃんが降りて来た。
相変わらず数人を引き連れて。