甘くも苦い誘惑に溺れて
結局私は勝手にキッチンを借りて彰ちゃんの晩御飯にと思ってピラフとスープを作ると彰ちゃんの部屋へ向かった。
―――コンコン―――
「彰ちゃん。今日は勝手に来ちゃって…ごめんね…」
部屋はシーンと静まり返っていて物音一つとしない。
もちろん、彰ちゃんの返事もない。
「…晩御飯、作っておいたから…食べてね。…また明日学校でね」
結局彰ちゃんからの返事がないまま私は家を後にした…。