ピンクローズ〜君と私〜

美しい顔ですら、汚れを帯びるんだろう。

それでいい。

それでいいの…。

『どうしたの?』

男の人が私にそう言った。
私は『別に?』と無愛想な返事を投げ掛けた。

『こんな事しちゃいけないよ』

そんな事、言われなくても分かってる… でも…

『いいの!私が好きでしているんだから。』

甘えた声で男の人の体に寄り添って眠る私。

そぅ、これは夢。

1人になれば全てが終わる。
< 4 / 40 >

この作品をシェア

pagetop