ピンクローズ〜君と私〜
極道の姫
私はブランコを漕いでいた。

ただ、ひたすら漕いでは…
誰かを待っていたのだろう。

友達と2人でブランコを漕いでいた。

すると男の人が話し掛けてきた。

『君達、暇かぃ?』

私達2人は言われるがまま飲み屋に入ることにした。
その男の人はみるからにヤクザだろう。

父はもう随分前に亡くなってはいるが、ヤクザの組長を勤めていた。

そう、私は極道の娘。

ヤクザ何か怖くも何とも無いの。

怖いフリをしているだけ。
友達はそのヤクザに気にいられたらしく、ホテルへ連れていかれた。

もちろん、父親似の私の顔を知らないハズが無い。

迂闊に手を出せない。

そんな存在だから。

私のバックにはヤクザの知り合いがたくさんいる。

あちらこちらに。

私の元カレとか名乗るヤツもいるらしい。

良く覚えて無いケド。
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