強く生きろと、君は言った
シェリー・ビューアー
 ああ、また私は生まれるのだ。


 細胞をもたないこの体が唯一、生まれかわることのできる瞬間。


 歴史(ひかり)の狭間で、私はやっと息ができる。


 たとえその向こう側にあるのが戦いとても、短い一生を終える一滴の生命として……私は……一瞬だけ『生きる』ことが可能なのだ。


 ひかりよ……とぎれるな。とこしえに。


 私のゆく道を照らせ。


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