【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
人気歌手だけど×××



煙草の、煙草の香りが鼻腔を満たす。



けだるい身体と瞼。意識が身体全体に戻ると、下半身には酷い痛み。



視界がクリアになると、ヤスの白く滑らかさな背中が見えた。



そうか………私、ヤスと。



初めてを失った消失感と、それ以上の胸の痛み。



聞いた話と、意識の向こう側でヤスが語った過去が、夢の中で映像として、流れていた。



「復讐は終わらないよ。奴らが両方共、野垂れ死にするまで、俺は憎しみを歌に…。」



私が起きたのに気づいたのかそうじゃないのか、ヤスがそう呟いた。
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