華と月
『これを…あなたに』

と、マシェリが差し出したのは小さな蓮の花。

葵が受け取ったのは、ガラス細工ような物で作ったような、蓮の花だった。
「これは…?」
『この蓮の花は、元々フリージア国の産まれの者。
あなたには強い縁が感じられた…、だからこれをあなたに』

葵は、ライフの顔を見るとライフも頷いている。

「マシェリが言うんだ
貰っとくといい」

ライフの言葉に後押しされるように、葵はそっと蓮の花を両手で包みこんだ。



「ありがとう」と、葵が微笑むと二人は納得したような顔をする。
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