華と月
レイラに案内され、部屋の前にやってきた。

二人は部屋に入る。

レイラが電気を付けると部屋が明るくなった。

一瞬、目がチカチカした。

「ベッドに座っててちょうだい」

レイラにそう促されると葵は、部屋の隅っこにあるベッドに座る。

レイラはクローゼットから洋服を取り出した。

その洋服を葵の前に差し出す。

「アオイ、とりあえずこれに着替えて
しばらくしたら、また様子見にくるわ
それまで休んでいて」

「あ、電気消す?」

葵は首を横に降った。

「ふぅ…じゃぁ何かあったら言ってね?
…お休み」

レイラは部屋から出て行った。
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