私、ツンデレラ!?
☆GOOD NIGHT☆
「ねぇねぇお母さん、お姫様のお話してぇー」
「お姫様のお話?」
「うん!!シンデレラのお話が良い!!」
「んー、じゃあ今日はね、シンデレラじゃなくて、《ツンデレラ》のお話をしてあげる」
「ツンデレラ?」
「そう、ツンデレラ。お話しを聞いたらわかるよ。」
「うん!!」
彼女は小さな子供に優しく微笑み、話しはじめた。
「むかーし昔、あるところに…
―――
――――――
――

一人の娘がいました。
娘は、ある王子を何年も想っていました。
その王子は優しく、笑顔がとても素敵でした。

あるとき娘は、王子に魔法をかけられました。

それは、永遠の恋の魔法だったのです。

強引なキス、甘い囁き、極上の笑顔、そんな王子の全てで、更に魔法は強力になっていきました。

今夜はそんなツンデレラの物語を、全てお話しいたします。

それでは、
夢の世界で―――
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