お姫様×俺様=災狂コンビ
第1章

香恋

 「あの!姫宮さん付き合ってください!一目ぼれして」
 ふふっっ。バカらし。あたしみたいな女にあんたなんか
あうわけないじゃん。
 「姫宮さんなんで笑ってるの??」
 「えっっ!あぁ。あまりにも馬鹿らしいこと言うわね~
って思ってね~。あたしみたいな可愛い子とあんたみたい
な男あうわけないじゃん」
 これまで、切ってきた男は数知れず。だってあたしは可愛いもん。あたしに惚れない男なんていない。心からそう思ってる。
 「それとも、セフレになる??それだったらいいわよ」
 つまり、あたしの座右の銘は『来るもの拒まず。去る者追わず』なの。
 「それでも、いいよ!なる!」
 本当に男はバカしかいないの。ヤッて俺の女だと思うヤツがいっぱいいる。
 「まただって。姫宮さん」
 「これでセフレ何人目よ」
 噂がたっても構わない。事実だし。事実をどう否定しようと無理なこと。
 「ちょっと!!姫宮香恋!」
 誰?このギャル系の子。2年生かぁ。1つ年上だ。
 「なんですか?センパイ」

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