~ツンデレ彼氏~

「ほら、早くしてよ!
私まで遅刻しちゃう」


私は尚斗を焦らせた。


「ん?あぁ、ごめんごめん」


尚斗はのんきに鼻歌なんか
歌いながら準備を始めた。



しばらくして尚斗の準備が
おわって、私はわくわくしていた。


なぜかというと、
セットした尚斗はすごい
かっこいいから。


尚斗は学校でとても
人気が高かった。


「学校の女の子に
寝起きは見せられないもんね」


私はボソッとつぶやいた。


「なんか言ったか?」


後ろから尚斗の声がして
びっくりして腰を
抜かしてしまった。


「え!?大丈夫か?!」


「へ、平気!ちょっとバランス
崩しただけだから…っ」


「ほら」


軽々と私を抱えあげて
立たせてくれた。

< 2 / 12 >

この作品をシェア

pagetop