誰よりも愛してくれなきゃ××

同じ方向を見てたんだ




だけどその日、

心愛に好きだって伝えることは、




なかった─…












─…
──…



マンションの呼び出し音鳴らしても、アイツじゃなくてばーちゃんが出て、



『あら〜、ごめんなさいねぇ?あの子寝ちゃったみたいなのよ〜』




耳にキンと刺さる、眉をしかめるほどの甲高い声が



俺が家に入ることを、拒んだ




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