誰よりも愛してくれなきゃ××




「どんだけ、一緒に居たんだよ」



あんなに時間共有してたじゃねぇか。






それなのに、




─…化粧好きでとにかくミルクティ。




俺が心愛のことで思いついたことと言えば、そんくれぇだった。



笑い声と共に吐き出した吐息は、白く存在を主張し、空気になって溶けていっていた。











「………」




─…でも、アイツはここにいる。この街に。





根拠はねぇ。


なんとなく…なんとなくだけど、そう予感していた。



< 349 / 388 >

この作品をシェア

pagetop