未来



放課後の教室



キミとあたし



2人っきり




『なにしてるの?』




あたしは勇気を出し

声をかけた



『忘れ物


おまえわ?』



あたし?


あたしは特に用はないんだ



ただキミがここに

向かっているのを見ていて


ついてきちゃっただけ




『…忘れ物』




同じ



そう言って笑うキミは


夕焼けの空に照らされていて


いつもより

かっこよくみえた





そうかもしれない



あたし忘れ物したんだ





あたしの忘れ物


それは



キミでした



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