保健室は内緒の楽園
頭の上から聞こえてきた低音な声は、学校の男の子達とは全然違う大人っぽい綺麗な声だった。

そして、この人はそう言い終わると、またもや、ぐっとさっきよりは弱く引っ張り…。

私はスポッと…その人の胸の中に収まってしまった。

そして、優しく後ろから抱きしめるかの様で…そこはとても暖かく、不思議と凄く安心した。

どうしよう…胸のドキドキが…………止まらない。

もしも…この人に聞こえちゃったら……!

するとナンパしてきた男二人組みは……

「なんだよ…
男いたのかよ…。」

「行こうぜ…。」


と言い捨てて立ち去って行った。

すると、ゆっくりと
私から離れた。

私は彼の顔をゆっくり見上げた…。

「大丈夫…?」

シャープな輪郭にかなり整った顔立ち。

多分…今の私は、凄く真っ赤だと思う。

「あ、はい!あの…
ありがとうございました!」

だってその人は凄く、かっこよかった…から見惚れてしまった。

「いいよ、別に。
だけど…
暗くなっちまったな…。

また危ない目に合っても
困るし家まで送るよ。」

そういうと、手を引かれ彼の後を着いて行った。

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