禁断の恋はじめます
車が停まる音がした。


 帰ってきた~


玄関のドアを少し開けたら
パパとママが立っていた。


「パパも一緒だったの?」


「啓吾は?」


「今ソファーで眠っているよ。」


ママの目が真っ赤だった。
「何かあったの?」


「啓吾に話す時が来たよ。
今日から家族が変わってしまうかも
知れないけれど……
とうさんとかあさんと朱奈は
絶対に啓吾を支えて行こう。」


パパがめずらしく厳しい顔をしていた。


「うん…わかった……。」

足が震えた。
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