禁断の恋はじめます
「ゲ…」


想像を絶する
リビングはうちの下を全部
合わせたくらい
大きかった。


「島田くんっちって
しゃっちょ~さん?」



「ま~ね~」


「だよね…」


見渡す限り
お金持ちの家のドラマに出てきそうな
家具やものすごい
家電の数々


キッチンに至っては

「うちのリビングと同じくらいだよ。」


ため息が出る。



「家の立派さで住んでる
人間を重ねちゃ~ダメだぞ。
こいつらクソだからな~」


  クソ…?


「親をクソっていったら
いけません……」


明るく返すしか
言葉が見当たらなかった。



島田くんは
目を丸くして


「はい…すみません…」


と言ったので
二人で顔を見合わせて
大笑いした。
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