禁断の恋はじめます
「啓吾くんの友人で
門田 千沙 と言います。
ずっとお休みしてるので
啓吾くんどうしてるのかなと…」


 門田 千沙 ・・・・


 もしかして

あの脚のきれいな
啓吾の彼女……?



「あ…風邪が長引いてて…
熱が下がらないみたいです…。」


私はそう答えた。


「メールも返信こなくて…
ずいぶん悪いのですか?」



「多分 具合がかなり
悪いような…感じです。」



「そうですか……。」

悲しそうな声


「兄に電話あったこと
伝えますね。」



「お願いします。
では失礼します…」



電話は切れた。



きっと啓吾の彼女だ……。


そうだよね…
もうすぐクリスマスだし……


話した感じは悪くなかった。


啓吾もきっと私と同じ

罪悪感に苦しんでるんだろう……



勇樹と過ごす約束をした
クリスマス………。



神さまの誕生日
罪悪感を感じながら
過ごすのかと思うと
気が重くなる………。
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