~アイシテル~

2人が付き合ってもうすぐ1ヶ月。
何もなく迎えられると思っていた矢先、
花梨は悠雅からとても大切なことを告げられた。

「あっ、悠雅からメールだ!!」
なんだろ?

悠雅からのメールには「帰りに家寄るな。」って書いてあった。

「やったー!!悠雅に会える!!」
マジ嬉しい!

1時間後、悠雅が花梨の家の前についた。

「悠雅~!!」

「よっ!」

「お疲れ様。」

「おぅ、向こう行こう!」

「ぅん。」

2人は花梨の家の近くの公園へ行くことにした。

「花梨…。」

「えっ!?」

「俺…。」

「なに!?」

「星夏大学受験することにしたんだ…。」

「えっ!?」
星夏って遠いじゃん!

「経営学びたいんだ。」

「ぅん…。」

花梨の目には涙があふれていた。

「泣くなよ…。」

「ごめん…。」

「泣くなよ…。」

悠雅の目にも涙があふれていた。

悠雅は花梨を強く抱きしめた。
花梨の目からは涙があふれる。

「行かないでよ…。」

「ごめん…。」

「離れないでよ…。」

「ごめん…。」

「何でごめんばっかなの…?」

「ごめん…。」

悠雅は泣いている。

「悠雅…?」

花梨が悠雅の顔を見ようとした時、
悠雅は花梨をもっと強く抱きしめた。

「今はダメ。」

「何で…?」

「何ででも。」

「顔見せてよ…。」

「ダメ。」

抱きしめる力が強くなっていく。

「痛いよ。」

「…。」

しばらくして、悠雅は花梨から離れた。

「うち、応援するよ!!」

「…。」

「もぉ、下向いてないでこっち見て!!」

「…。」

「星夏受験、応援してるよ!!」

「ありがとう!」

「ぅん!」

悠雅はもう1度花梨を抱きしめた。

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