\君と青空/

俺たち4人は学年が違っても
よくいるようになりだし、


それが当たり前にもなってきた。




気づけばもう5月が終わるころで…。




そんなとき、事件が起きた。






いつものように
俺たち4人は昼飯を食べていた。



「おい、北川!!ちょっと待て!」


「んだよ、うっせぇな」





今日はやたらと教室が騒がしい。

その原因がこの北川。
北川良太にあることがわかった。




北川はこの学校でも有名なほどの不良。




警察沙汰にも何度もなっている奴で
先生も手をやいていた。




「きちんとお母さんと話しろ」



「あ?うっせぇよ。あんなクソババァと話すことなんて
なんもねぇよ!!」






そのとたん、美亜がご飯を食べている右手が
ピタッと止まったのを
俺は見逃さなかった。






いつのまにやら北川のお袋さんも
その場にいて。



俺らや周りにいるやつらは
そのやりとりを注目していた。














< 23 / 64 >

この作品をシェア

pagetop