\君と青空/


そういった菜乃さんは
にっこり笑った。



1時間ほどたって


「帰ろうかな」
そういい立ち上がった菜乃さん。




あたしもその後を追いかけるように立ち上がり


「またきてください」
そう菜乃さんに告げた。




すると菜乃さんは急に真剣な顔して


あたしの耳元で
あたしにだけ聞こえるように
そっと言葉を発した。



「ダイヤっていうチームが
隣町にいんだけどさ。
すっげぇ厄介な奴ららしい。

この辺りを制覇する気だって…

とにかく気をつけろ。
ライオンズの頭にもいっときな」




そうあたしに告げれば
そのまま帰っていってしまった。







…どういうことだよ。





ダイヤ?




きいたことねぇ。











あたしはこのとき。
甘く考えすぎてたのかもしれない。




楽しく日々送りすぎてたのかもしんない。





まさか…


あんなことになるなんて
このときは…




これっぽちも



思っていなかったんだから。
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