白虎連合最終章





息が乱れ、肩で息を整える。

涙が出そうなのを必死に堪えた。







今、きっと情けない顔してる。








龍の表情は分からない。

下を向いているから。










「…じゃあ、ゆいさんには分かります?」


「…………」


「今の俺の気持ちが、」








龍の明るい髪が揺れる。

顔を上げた表情は、涙。









「本間は迎えに来てくれたらって思ってた」


「りゅ、」


「何年経っても誰も迎えに来てくれなくて」


「…………」


「俺はずっと、幸せな家庭を望んでたんす」








それなのに。

待っていた結果は、











「家族って、なんすか?」









幸せとかけ離れた。




不幸せ。









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