白虎連合最終章




お節も食べ終え、まったりモード。



お父さんとお母さんは座ったままで、お姉ちゃんはソファーに座る。

私と寿は眠気限界でラグの上に寝転がった。



って言っても寿を枕にしてるけどね。







「てか二人共、進路どうする気や?」


「あーそうそう、忘れてた」







聞いてくれてよかった。

眠気で忘れてたし。





お母さんが掛けてくれた毛布を奪いながら、仰向けになる。

そして両親に向かい、のんびりと口を開けた。








「うち大学行きたいねん、特に将来の夢とかないし」


「あら大学ええねー」


「ロンドンの大学はー?」


「やめとくわ」


「寿は?」


「俺仕事するー」







よしよし、伝えたしよかった。

さてと、寝よっかなー。








「寿、お前も大学行け」


「はぁ?!俺仕事って言ったやん!!!」


「いだ!!!いきなり起き上がらんといてや!!!」


「大学行ってから仕事せぇ」


「うっそん!!!」








寿が起き上がったせいで、床に頭ぶつけてしまったし。

本人は魂口から出てるし。






寿。


お疲れ。








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