LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完
「たっ、恭夜っ!?」





小さく叫ぶ耳元に、恭夜の
熱い吐息がかかる。





「会いたかった。オマエに」





「え――――!?」





熱に浮かされたような声。




恭夜がこんな声でこんな
こと言うなんて、信じられない。




あたしの夢じゃないかって
思いそうになる。






――だけど、耳たぶや頬に
かかる吐息や、合わせた
体から伝わる鼓動はすごく
リアルで……。




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