--ツミビト--月蝶の舞う夜に
六十院 椿
『貴方…昨日、警視庁に電話したでしょ?その時に聞かなかった?この村の「法外処置」について…。
椎名 純一
『…聞いたよ。でも…なんで俺が電話したって知ってるんだよ…。
六十院 椿
『…私達「六十院家」はこの村の全てを牛耳る…通話記録なんて簡単に調べられますよ。
さすが、…と言うべきか。通話記録を調べるなど並大抵、出来る話では無い。
椎名 純一
『…成る程な、ずっと監視していたのか…。
六十院 椿
『外部の人間は監視しなきゃいけないの…大丈夫、ある程度は弁えないといけないから…。
恐ろしい物だ、自分の行動が全て見られていると思うといい気分で無い。
椎名 純一
『…だが、なんで監視をする。俺達は村人ではない…「暴走」は起きないはず。
六十院 椿
『そうよ、だから監視…いや、貴方たちを守っているの…。
椎名 純一
『…守…る!?
不信感しか分からない
一こいつらは人を殺す「殺人集団」、そんな連中が俺達を「守る」
ありえない話だった
椎名 純一
『そんな話…信用出来るか!!