SICK&TIRED

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机をはさんで俺の前に荷物がどさっと降ろされた

見下ろすように春樹が立っていて、薄笑いを浮かべている

「一応言っとくけどさ、お前、彼女の姉ちゃんに手出すのはどうかと思うよ?

節操のない男がする事じゃね?」

俺はその忠告に気分を害して眉間に力を入れると春樹を見返す

「そーゆうんじゃねーんだって、ちょっと気になることがあるんだよ」

そんな言い訳を見透かしたみたいな表情で小さくため息をつくと斜め前の席へと腰を下ろした

「じゃあ、まあ教えてやるよ、最近よく図書館に居る」


情報収集能力に長けた春樹に、さきちゃんが大学でどこを行動範囲としているのかサーチしてくれるように頼んでからたったの1日

その仕事の早さというか、恐ろしいほどの情報網に今だけは感謝

反対に俺のことをリサーチされていると思うとぞっとするけど…



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