鈍感あのコin男子校ッ?!

 グイグイあたしの腕をひっぱるその男…



 ちょっとちょっとちょっと!

「痛いですっ!」

「まぁまぁ~、いいじゃん
 ねっ、行こっ?」


 
 行こっ?だとぉ?


「だ・か・ら!
 無理ですっ!」

「だって今唯奈チャン1人だったじゃん~
 たまにはあの4人から離れて息抜きだって必要だよ~?」



 必要じゃないってっ!


「結構です!」

「…チッ。
 おとなしくついてこればいいのによ~


 めんどくせぇな、力づくで連れて行くぞ」




 …っはっ?!


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