花には水を




心配・・・してくれたんだ・・・。






嬉しいけど、やっぱり・・・。





「・・・ありがとう、あのね私が謝った理由は別なんだ」






その言葉に、瑞穂は首を傾げる。





「昨日、飛び出して行った事と、あと瑞穂に触れられたときビクってなったの・・・ごめんなさい」






「・・・あれは、嫌だったのか?」







突然、とても低い声で瑞穂が私に言った。





「・・嫌じゃない、嫌だったからじゃない。ただね・・・ただ」







「・・・・ただ?」






「・・・私、好きな人ができた」














< 96 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop