花には水を
心配・・・してくれたんだ・・・。
嬉しいけど、やっぱり・・・。
「・・・ありがとう、あのね私が謝った理由は別なんだ」
その言葉に、瑞穂は首を傾げる。
「昨日、飛び出して行った事と、あと瑞穂に触れられたときビクってなったの・・・ごめんなさい」
「・・・あれは、嫌だったのか?」
突然、とても低い声で瑞穂が私に言った。
「・・嫌じゃない、嫌だったからじゃない。ただね・・・ただ」
「・・・・ただ?」
「・・・私、好きな人ができた」