ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
「条件のひとつは更なる値引きだ。ただでさえあの会社には値を叩かれてるのに、利益が出るかどうか分からんところまで下げさせられた。

もうひとつは営業担当者の交代だ。鈴木さんは、君達の顔は見るのも嫌だと言っていたよ。従って担当を一課に移す。異論はないよな?」

「ありません」

「なあ阿部君。昨夜の接待でいったい何があったんだ?」

「鈴木さんからお聞きではないのですか?」

「うむ。鈴木さんは君に腹を立てていてな、酷く罵倒されたとおっしゃっていた。名誉毀損で訴えたいぐらいだとな。しかしなぜそうなったかについてはおっしゃらないんだ」

「そうですか。なら私も話すわけにはいきません」

「佐久間君が絡んでるんじゃないのか?」
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