君に声が届くなら
第4章




あの日から、荻原くんと話すことはなくなった



元からたくさん話しているわけでもなかったけど、今ではないに等しい。



挨拶すら交わさなくなった





………逞を忘れないためには
こうなるべきだったし、こうなるようにした原因を作ったのも全て自分。




なのにどうしてだろう。






話せないことが、




……辛い。




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