ひまわり


(確かに物心ついたときから
あたしの隣には慧がいて
進むべき道を照らしてくれた
慧が特別だってことに
間違いはない
でも慧はどう思っているのかな
慧にとってあたしは
手間のかかるただの幼なじみなのかな‥)

考え込んでるあたしに

「ま、いいや!とりあえず体育館行こうよ!流れにのってけば着くよ、きっと」

と言って美紀は歩きだした

「あっ、美紀待って〜」

あたしも考えるのをやめた


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