彼女の日記〜きみを忘れない〜
第7章

涙のクリスマス



赤色や、オレンジに染まっていた山が、白い布を全体に被せたように、あっという間に白く染まる。



この前まで暖かかったのに、気がつけば、はく息が白くて冷たい。



年をとったんだなぁと思うのは、服をたくさん着込んでしまう時。



10年前は、ちょっとの寒さにも耐える事が出来たのに、


30歳を過ぎた今の俺には、耐えられない。




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