多重人格
事の始まり
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多重人格
ＡＩＲＩ／著

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最初の記憶…それはまだ一歳位でお風呂で溺れてる中から見たおやじの鬼のような顔。おかんの助けがなかったら、きっと今は存在しない。 ただ生きる為に、私の中に沢山の私を作ってきた。 子供の時に親や姉から受けた言葉や、暴力は心に刷り込まれていた。自分でも気付かないうちに。 毎日の暴力。それはまだ可愛いものだった。その先に女としての地獄があったなんて… 「生きてちゃダメなんだ」と何度もリスカや多量服薬を繰り返して、今の私がいる。 この病気は認められるまで、時間がかかった。あまりに少ない病気らしい

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