おとぎ噺
「なんでこんなことが?」


「さあ、それは誰にもわからない。」


「運命を信じる?」


「俺は信じるよ。千歳に逢えたから。」


「あたしも信じるよ。伊織が信じるなら。」


フレンチを楽しみ、夜景を目に焼き付け、あなたの腕の中で願う。


これが夢ではありませんように、と。
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