Kiss★恐怖症
そんな時間も束の間。
私たちの前に、見覚えのある黒い高級車が。
助手席の窓が開き。
「兄ちゃんと星蘭さん後ろねー」
そう後ろを指差した。
「星蘭ちゃんは、僕と一緒に後ろだってーっ」
「え、ちょっと待っ―…!」
私は腕を引っ張られるがままに車に無理矢理着席。
「よし!じゃあ、しゅっぱーつ!」
お兄さんの可愛らしい掛け声で車は動き始める。
「ちょっと待って下さい!!どこ行くんですか!?」
「えっとね―…内緒」
「降ろしてください!」
「僕たち星蘭ちゃんに会いに来たんだから、降ろすわけにはいかないよー」
「別に何もしないから安心してよ、星蘭さん」
なんて呑気に笑うお二人。
……もう、どうしようという言葉では足りない事態。
直樹に助けを求めようか。
いや、今頃恩師に会ってるはず。
邪魔なんてできない。
大人しくすることしかできないなんて―…。
やっぱり私は無力だってことを改めて痛感する。
ダメだな、私。
私たちの前に、見覚えのある黒い高級車が。
助手席の窓が開き。
「兄ちゃんと星蘭さん後ろねー」
そう後ろを指差した。
「星蘭ちゃんは、僕と一緒に後ろだってーっ」
「え、ちょっと待っ―…!」
私は腕を引っ張られるがままに車に無理矢理着席。
「よし!じゃあ、しゅっぱーつ!」
お兄さんの可愛らしい掛け声で車は動き始める。
「ちょっと待って下さい!!どこ行くんですか!?」
「えっとね―…内緒」
「降ろしてください!」
「僕たち星蘭ちゃんに会いに来たんだから、降ろすわけにはいかないよー」
「別に何もしないから安心してよ、星蘭さん」
なんて呑気に笑うお二人。
……もう、どうしようという言葉では足りない事態。
直樹に助けを求めようか。
いや、今頃恩師に会ってるはず。
邪魔なんてできない。
大人しくすることしかできないなんて―…。
やっぱり私は無力だってことを改めて痛感する。
ダメだな、私。