Kiss★恐怖症
キスをしたことよりも。
されたことよりも。
係員さんに見られた恥ずかしさのほうが大きくて。
私は無言で直樹を押しのけて、顔は俯き加減でゴンドラから走り降りた。
その途中に、星蘭!、と呼ばれたことは聞いていないことにしよう。
最高潮に恥ずかしく熱い。
早足で歩きながら両手で頬を冷めろ、冷めろと仰ぐ。
そのとき。
私の腕が掴まれた。
私が振り返ると。
「おい!勝手に行くなよ!はぐれるだろ」
と、怒ってるというよりは心配してくれている直樹がいた。
私は結構な距離を歩いてきたみたい。
観覧車の入り口がかなり遠くに見える。
「ごめん…」
人混みの中、後ろを追いかけてくれていた。
――ああ、安心感だ。
私がどこにいっても。
どんな状況でも。
私を見つけて腕を掴んで引き戻してくれる。
信じてる。
信じてるからこそ安心できる。
私がキスができたのって―…?
されたことよりも。
係員さんに見られた恥ずかしさのほうが大きくて。
私は無言で直樹を押しのけて、顔は俯き加減でゴンドラから走り降りた。
その途中に、星蘭!、と呼ばれたことは聞いていないことにしよう。
最高潮に恥ずかしく熱い。
早足で歩きながら両手で頬を冷めろ、冷めろと仰ぐ。
そのとき。
私の腕が掴まれた。
私が振り返ると。
「おい!勝手に行くなよ!はぐれるだろ」
と、怒ってるというよりは心配してくれている直樹がいた。
私は結構な距離を歩いてきたみたい。
観覧車の入り口がかなり遠くに見える。
「ごめん…」
人混みの中、後ろを追いかけてくれていた。
――ああ、安心感だ。
私がどこにいっても。
どんな状況でも。
私を見つけて腕を掴んで引き戻してくれる。
信じてる。
信じてるからこそ安心できる。
私がキスができたのって―…?