ゴスロリ彼女のキスの味


「なぁ倉吉。おれは一方的に女の子に言い寄られると、かえって冷めてしまうタイプなんだよ」

 おれは乙女を傷つけないように慎重に言葉を選ぶ。


「そんな風には見えないんだけど」

 倉吉の見下ろす顔はまるで獲物を前にして舌なめずりをする蛇。


「おれは大人しいお嬢様タイプが好きなんだ」


「よかったぁ~。思い切って告白するけど、私、お嬢様なのよ」

 倉吉は都合の良い解釈をして胸を撫で下ろす。

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