ゴスロリ彼女のキスの味
「なに?」
意味がわからず端的に尋ねた。
「これから友達になるために約束するの」
「指切り?」
「うん」
蜜姫零は笑顔で頷き、おれの顔は見る見る赤く染まる。
クラスメイトの視線も気になった。
しかし、真っ白い小指を見ていると絡めたいという衝動がどうしても抑えられない。
一瞬だけ、視線を泳がせて周りの状況を確認する。
クラスメイトはおれと蜜姫零が会話していることなど無関心なようで、誰もこっちを見ていない。