ゴスロリ彼女のキスの味
ゼロは倉吉の背後に隠れるように立っている。
返事はない。
「蜜姫さんが生きていたこと、知ってたの?あっ、そうか。車に乗るとき見られたんだ」
倉吉は自分の問いに自ら答えた。
「おまえに火事の中を背負わされたとき、焼死体のようなものを見た。でも、あれは支店長室にあったフィギュアだな」
「そのとおり。ちょっと悲しませてあげようと思ってオレンジジュースを目から出すリアル感まで演出したのに、ドッキリは失敗ね」
「今日の出来事は何かのゲームなのか?」
おれえは厳しい視線を倉吉に突き刺す。