ゴスロリ彼女のキスの味


「それでは、代表してRAY様からお言葉をいただき、士気を高めてもらいましょう」

 misaki命さんが右に顔を向ける。


 ゆっくりとした足取り、そして悠然とビールケースに上がったのは紛れもなくゼロ。


 ゴスロリ集団からはmisaki命さんのときよりも大きな拍手が沸き起こる。


 1年振りに見るゼロは全然変わっていなかった。


 顔も髪型も新調したはずのゴスロリの衣装も見た目の違いはわからない。


 おれは注意深く周りを見る。

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