Cygnus
16
+ + +




目を開けた時


視界に映ったのは

見慣れない天井だった







あれ…?



ボーっとする頭



人の気配がして

私は体を起こした


「…芳史…?」



「…おはよう。」


聞こえてきたのは
少しかすれた

男の声…


「…河野…先輩…?」


そこには
穏やかに微笑む河野先輩がいた
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